自律神経失調症は原因不明の病気ではありません!

このページでは、あなたを悩ませる自律神経の働きやしくみ、どうしてそうなってしまうのか?なぜ医療機関では「原因不明」になるのか?など 当院の考える原因や見解を解説しています。

自律神経の不調で招くもの

自律神経の働きというのは、無意識のうちに心身を調整する機能のことです。

例えば、呼吸、心臓の拍動、体温調節、内臓の働き、見る・聞くなど五感の機能、などです。
言い換えれば、「意識しなくても当たり前にできている働き」のことです。

つまり「自律神経でのお悩み」とは、本来なら考えることなく当たり前に行われているはずの働きが、日常生活の習慣や様々な要因で、「当たり前ができない状態」になり現れる不快症状のことを言います。

 

自律神経の伝達がうまく作用せず現れる症状を総称して、自律神経失調症といいます。病名ではなく、呼び名です。

主な症状としては、以下の通りです。

  • 身体的な症状

不眠、頭痛、めまい、冷や汗、吐き気、頭痛、耳鳴り、過呼吸、便秘、下痢、ダルさ、冷え、生理不順、PMS、疲労感、動悸、不整脈、血圧の上下、立ち眩み、肩コリ、腰痛、手足の震え、
・・・など。

  • 精神的な症状

情緒不安定、不安感、焦燥感、倦怠感、抑うつ気分、強迫観念
・・・など。

このように身体全体多岐にわたります。
また、発症するのは1つとは限りません。むしろ、様々な症状が併発することが多いです。

    当院考える不調の原因は・・・

    筋肉の慢性疲労と過緊張

    自律神経の不調に陥ってしまうのには、明確な原因があります。この原因はほとんど知られていないのではないかと思います。

      筋肉の慢性疲労や過緊張を招く、おおきく関連する4つの間接的な要因に、

      • 身体的原因
      • 精神的原因
      • 環境的原因
      • 先天的原因  があると考えてます。これらの直接原因と間接原因の状態が相互に、かつ複雑に絡み合い、心身が本来の調和を失った結果が現在のお悩みである うつ パニックなどの症状へと、つながっています。

      このような観点からアプローチをしない限り、症状が治癒することはありません。だから、たくさんの方が、何年にも渡り不調に悩み、苦しみ、症状を複雑化、悪化させているのです。

      直接的原因を解決し、間接的要因を探り、できるものから解決していくことが、自律神経の不調を根本解決させる最善の道だと考えています。

        筋肉の過緊張とは

         

        過緊張とは、自分では力を抜いているつもりでも、無意識に力み続けてしまっている状態です。

        筋肉は本来であれば、活動するときにはギュッと緊張し、休むときにはフワ―っと弛む(ゆるむ)という習性があります。

        私たちは、特に意識はしていませんが、実は全身の筋肉はそのときの状態に応じて、緊張と弛緩(しかん)を絶妙に調整しています。
        しかし、諸々の事情から「過緊張」状態になると、、、
        緊張状態がクセとなって身についてしまい、休むべきときにも、ゆるむことができなくなります。
        ご自身で自覚のある場合とない場合とがありますが、このような状態であることが非常に多いです。

        あなたは、いかがでしょうか?

        例えば、首や背中が常に張っていたり、寝ているときにうまく脱力できないということはありませんか?

        あるいは、自転車に乗っているときや、洗い物などの家事をしているとき、ソファーやコタツでゆっくりしているときなどに、なぜか肩に力が入っていたり、歯を喰いしばっていたり、など…いかがでしょうか?

        このような状態は、無意識的な緊張なので、自覚がない人もいます。

        「コリと自律神経が関係あるの?」
        と思われるかもしれませんが、、、とっても関係は深いです。

          身体は本来、

          活動する時は、交感神経優位
          休息のときは、副交感神経優位と交互に絶妙なバランスで働いています。

          それが、日常生活・仕事での疲労やストレスで、バランスが崩れてしまうと、交感神経優位になり、ずっと筋肉が過緊張の状態を引き起こします。

          その結果、自律神経の不快症状を引き起こしてしまいます。

          いわゆる、脳から筋肉に対して「24時間緊張していなさい!」という活動の指令が出ているのです。(握ったボールを離せない状態になっています。)

          結果、不自然に緊張した筋肉が神経、内臓、骨格などを過度に圧迫することにより自律神経が乱れてしまい、

          うつ・パニック・不眠・めまい・頭痛・倦怠感などを引き起こしてしまっているのです。

            過緊張がなぜダメなのか?

            それは、不自然なほど過剰に緊張してしまっていると、筋肉が神経や血管、内臓などを圧迫してしまうからです。

             

            神経と言うのは、身体の各器官と脳とをつなぐ、道路のようなものです。
            わたしたちの脳は、ふだん無意識的に、命令を出しています。

            「心臓はこれくらいのスピードで動こう」
            「体温はこれくらいにしておこう」

            このようなことは、いちいち思考ではなく、無意識的に脳が命令を出し、神経という道路を通って、身体の器官に届きます。

            しかし、この道路が遮断されてしまうと、脳からの命令が、全身にうまく伝わらなくなります。

            そうなってしまうと、

            「本来なら当たり前のようにできていた身体の働き」ができなくなってしまいます。
            その結果、人によって、動悸がしたり、呼吸が乱れたり、眠りに支障がおきたり、めまいや耳鳴り、痛みやダルさ、など各種の不調が現れます。

            同時に、身体の内部がそのように不安定な状態であれば、精神面にも影響してしまいます。
            体の状態と心の状態は、間違いなく、つながっているからです。
            よって、うつ、不安感、倦怠感、気力の低下、などにもつながります。

            このような見解から、「筋肉の過緊張による神経などへの圧迫」が、自律神経不調の原因であることが多いです。

             

              「首コリ」と自律神経の関係

               

              「首コリ パニック障害」
              「首コリ 自律神経」
              などで検索すると、参考になる情報がたくさん出てくるかと思います。
              首コリがなくなることで自律神経の不調が回復する例は多々あります。
              なぜ、自律神経の不調と関係しているのでしょうか?

              首は、脳と全身を繋ぐ大切なルートだからです。

              そもそも人間の身体は、脳が管理・コントロールしています。

              脳が指令を出しその指示が神経を伝わって、全身の各器官にとどけられます。

              特に生命の維持維の働き(呼吸、心臓の拍動、消化・吸収体温調節など)は、自律神経が担当しています。

              首の不具合により神経や血管が圧迫されると、脳から全身への指令を、正常に伝えることができません。

              その結果、様々な症状が現れます

              実際に、自律神経の不調に悩む方を現場で対応していると、首の不調を訴える方が圧倒的に多いです。
              また、ご自身に自覚がなくとも、パンパンに張っていることがあります。

              神経は全身にありますが、元をたどると脊柱(背骨)の中を通っています。

              (脊柱の中を通る神経の束を脊髄といいます。)

              これを例えると、木の枝と幹のようなイメージです。

              幹から枝が伸びているように、脊髄から全身の神経が伸びています。

              そして、脊髄と脳が繫がっているところ、それが首です。

              つまり、全身と脳の「繋ぎ目」です。

              (特に首の上部は、ほとんど「脳の一部」といっても良いかもしれません。)

              この繋ぎ目に不調があると、脳の指示を全身にうまく伝えることができないとなります。

                医療機関での対応

                医療の進歩は大変すばらしく、なくてはならない機関です。しかし、このような筋肉の状態というのは、数値化できるものではありません。また画像で見ても分かりません。

                西洋医学では、筋肉を運動器という目線に置いているので、状態を重要視することはありません
                よって、病院でいくら検査をしても、「異常なし」「原因不明」で終わることが多いようです。

                というにも、科学や医学では解明されてない事が多いです。

                検査をしても異常がないため、消去法という漠然とした理由で、自律神経失調症と診断されることが多いです。

                その際には、「精神的な問題」だと診断されることも多いと感じます。

                その結果、対処的に和らげたり、無理に封じ込めようとするため、余計にお辛い思いをされているケースも決して珍しくはありません。

                ですが、まずは安心してください。

                「異常なし」「原因不明」というのは、「西洋医学ではいまのところ異常が分からない」ということに過ぎません。

                実際に、異常がないワケがないのです。

                このように、いくら検査をしても異常がないことから、「自分は原因不明の難病なのか。」「一生治らないのではないか。」と、絶望を感じる方も多いです。

                しかし、多くの場合、身体にしっかりと原因があると考えています。これこそが、当院の役割だと思います。お悩みを解消し日常を取り戻せた方はたくさんおられます。どうかあきらめないでください‼

                ※いまのところ、自律神経失調症には、特効薬はありませんし、手術で何とかなるものでもありません。お薬も症状を和らげる対処法で、自律神経失調症の薬は存在しません。

                 

                  原因と結果の法則

                  自律神経のお悩みに限らず、あらゆる「病気」や「不快な症状」は 結果 です。

                  「結果」には必ず「原因」があります。

                  つまりあなたのお悩みは、運が悪くてとか、意味もなく偶然になったわけでもありません。

                  必ず何か、そうなった、原因 があります。

                  当院では、その「原因」から改善し、解決することが目的です。

                  当院の目指す【ゴール】は
                  「あなたの抱える自律神経の不調が、根本解決すること」

                   

                  対処療法と根本解決について

                    ここまでお読み頂きありがとうございます

                    当院の整体は自然の変化のように、ゆっくりゆっくり少しずつです。

                    人は身体に不調や、心に不安があると 〝すぐ〟にどうにかしたくなります

                    いろんなことをして〝すぐ〟に安心できるように変えようします

                    その気持ちは、よくわかります。

                    しかし 〝すぐ〟を望むことは 気をつけなければいけません

                    自然に存在するものを〝すぐ〟に変化をさせようとすると、

                    必ず負荷がかかり、形を損なったり 滅んでしまうものもあります。

                    木や枝も ゆっくり曲げていけば その形状に沿っていきますが、一気に曲げれば 折れます。

                    川の水も ゆっくり流れている時は、陸の形に沿って流れますが、一気に流れようとすると、水が溢れ、洪水となります。

                    自然は人や生き物に、負荷がかからないように夏と冬の間に、春と秋を創って、季節のながれに添えるようにサポートしてます。

                    あなたも、もともと身体に持っている力(自然治癒力)に委ねていけば 身体に負担をかけることはありませんが、お薬で、すぐに治そうとすると 副作用が出てしまったりします。

                    「いまは、辛くて大変かもしれません。」

                    「不安かもしれません。」

                    しかし、当院に通院して、心地良さ、調子の良さを感じた時、自分の力が身体を「ゆっくりと良くなるよう変化しているんだ」と感じて期待していただきたいと思います。

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